「原宿から世界へ」をコンセプトに活動するアイドルグループ「FRUITS ZIPPER(フルーツジッパー)」が、結成2周年を迎えた。5月18、19の両日には「FRUITS ZIPPER 2nd ANNIVERSARY 超めでたいライブ~NEW KAWAII~」を日本武道館で開催。夢のステージに立ったメンバー7人は、ファンに手紙で感謝の気持ちを伝えた。
「わたしの一番かわいいところ」でブレーク
フルーツジッパーは2022年、きゃりーぱみゅぱみゅが所属していることでも知られるアソビシステムのアイドル文化発信プロジェクト「KAWAII LAB.」から誕生した。メンバーは月足天音さん、鎮西寿々歌さん、櫻井優衣さん、仲川瑠夏さん、真中まなさん、松本かれんさん、早瀬ノエルさんの7人だ。
同年4月に配信された「わたしの一番かわいいところ」がSNSを中心に人気となり注目を集めると、23年は日本レコード大賞最優秀新人賞を受賞。今、最も勢いに乗っているアイドルグループの一つだ。
2日間で約2万4千人のファンを集めた初の日本武道館公演。最終日の19日、アンコールを受けてステージに姿を現した7人は、それぞれの思いをつづった手紙を読み上げた。
アイドル歴10年という櫻井さんは「私のアイドル人生、『武道館アイドル』になれると思っていなかったです。みなさんと一緒に夢を見ている時間が本当に幸せなので、これからもこの夢のような時間がずっと続いて、たくさんの夢を見て、かなえていけたらうれしいなと思っています」と語った。
HKT48での活動経験がある月足さんも「もう一度アイドルを始めようと思って後悔をした日は、一度もありません。私のアイドル人生に続きをくださって、本当にありがとうございます」と感謝の言葉を述べた。
9月から、グループ史上最多となる12都市13公演を回るホールツアーを開催することが決定。埼玉県の戸田市文化会館を皮切りに、ファイナルの東京ガーデンシアター公演まで駆け抜ける。(小松隆次郎)
結成2年で日本武道館公演を成功させたフルーツジッパー。夢のステージに立ったメンバー7人が、それぞれの思いを手紙につづりました。その内容を全文紹介します。
メンバーが読み上げた手紙の全文は次の通り。
■鎮西寿々歌さん…